事業活動紹介

活動レポート

栃木県小山市 トキ分散飼育候補地の視察

年 月 日
平成26年6月2日(月)
場   所
栃木県小山市 市役所、渡良瀬遊水地
報 告 者
蘇雲山
発 行 日
平成26年7月14日

 蘇(そ)研究員は、2014年6月2日栃木県小山市を表敬訪問し、渡良瀬遊水地内の湿地再生試験地や、ふゆみずたんぼを視察してきました。
 小山市に面している渡良瀬遊水地は、2012年7月ラムサール条約に湿地登録されました。同市ではこの遊水地に対して「賢明な活用の3本柱」を掲げています。その取組みの一つに「トキの野生復帰」があり、ふゆみずたんぼを活用したトキ採餌・営巣環境の整備、湿地保全、森林環境の整備を進めています。
 日本全土に生息していたトキは姿を消してしまいました。現在は、中国から持ち込まれたトキが新潟県佐渡市で飼育・繁殖されています。個体数増加に伴い、リスク回避の目的から長岡市や出雲市、石川県などで分散飼育がされています。
 徐々に個体数増加の成果をあげ、環境省では2015年「トキ野生復帰ロードマップ」の見直しを予定しています。小山市は分散飼育地が拡大される可能性があるこの改訂時期を見越し、関東初のトキ分散飼育の自治体を目指すため、「トキ分散飼育を行っている先行自治体の調査・研究をする勉強会」を行うことになりました。

 今回視察した遊水地周辺の環境や、隣接する無農薬農業地帯には、トキが生息できる条件が整っていました。今後トキの分散飼育が拡大された場合、分散飼育候補地として十分に可能性があると期待しています。

 ふゆみずたんぼ:冬の田んぼに水をはる農法。ドジョウやミミズなどの多様な生物が住みつき、肥料や害虫の心配がなくなり、農薬や化学肥料を使用しない無農薬農業地にすることができます。トキはドジョウを良く食べるため、ふゆみずたんぼは、貴重な食事場所にもなります。

神奈川県 大山阿夫利神社周辺のヤマビル環境整備

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