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今号のテーマは「食品安全:フードセーフティ」です。昨今、食品に関する事件や事故が多発し、食の安全・安心は私たちの生活で大きな関心事となり、企業の誠実な対応が求められるようになりました。フードセーフティの現状と新たに登場した課題にどのように対応していけばいいのか、専門家が専門的な視点から読み解き分かりやすく解説しております。
相次ぐ食品偽装、食物アレルギー患者の増加、食品の表示ミス、薬物の意図的な混入、減少しない食中毒・異物混入…。今日の食品業界を取り巻く環境は以前にも増して厳しい状況に置かれています。
最近の食中毒事例では、細菌ではカンピロバクターが事件数で、ウイルスではノロウイルスが事件数および患者数で第1位を占めています。しかしながら、腸管出血性大腸菌を筆頭とする下痢原性大腸菌などは、食品業界において制御すべき重要な微生物といえます。
食品企業における誤表示等の事故は大きな社会的リスクに発展するものであり、現代社会の食を取り巻く環境から鑑みても、消費者に対する製品安全対策及び食品表示における信憑性を大きく問われることになります。
平成24年12月に発生した都内の学校給食が原因の食物アレルギーによる死亡事故を契機に、食物アレルギー事故の発生後における緊急対応法が普及しつつあります。一方、食物アレルギーについては過去にも生命に関る事件が発生しており、食品取扱い施設にとっては、健康被害を発生させることのないよう管理体制を構築して食物アレルギー対策に取り組むことが重要となっています。
5-1 AIBフードディフェンスガイドラインを読み解く
一般社団法人日本パン技術研究所 フードセーフティ部 橘信夫 / 粟野逸夫
5-2 フードディフェンスへの新しいアプローチ
ペリージョンソン ホールディング 株式会社 取締役 営業統括本部長 新谷雅年
食品安全、食品表示、アレルゲン、フードセーフティ、フードディフェンス、HACCP、AIB、腸管出血性大腸菌、ノロウイルス、カンピロバクター
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