- 発刊誌
今号のテーマは「臭化メチル全廃10年と今後〜ミュージアムIPMの展開とPCOの将来〜」です。前号に引き続き、かつて殺虫燻蒸剤として広く使用された臭化メチル全廃から10年。当時の状況を振り返りながら、現在…そして将来のミュージアムIPMの在り方、そしてPCOの展望について特集しております。
【参加者】
独立行政法人国立文化財機構 理事/東京文化財研究所 所長 亀井伸雄
公益財団法人文化財虫菌害研究所 理事長 三浦定俊
一般財団法人環境文化創造研究所 理事長/イカリ消毒株式会社 代表取締役会長 黒澤眞次
【同席者】
九州国立博物館 学芸部特任研究員 本田光子
東京文化財研究所 保存修復科学センター 生物研究室帳(当時) /
現・九州国立博物館 学芸部博物館科学課環境保全室長 木川りか
以前臭化メチルは、殺虫力の優れた特徴を生かして文化財を害虫被害から守るための燻蒸剤として広く使用されてきました。今号では、その臭化メチルの生産と使用が全廃されることにより、文化財保存を図ってきた国の行政・研究機関やPCOが、この10年間どのように対応してきたのかを、それぞれ重要な役割を担ってきた関係機関の方々に、当時の現場でのご苦労や今後のミュージアムIPMの抱負について伺いました。
古墳など屋外にある文化財には、公開と保存を両立させるための公開保存施設が設けられていることがあります。今回は、茨城県ひたちなか市にある虎塚古墳の公開保存施設での微生物制御の取り組み事例を紹介します。
明治30年の古社寺保存法の対象となったのは、社寺の「宝物」と「建造物」です。現在の文化財保護法の概念でいう「有形文化財」の主体となる部分です。今回は、この「有形文化財」全般の概要を説明します。
臭化メチル、不可欠用途申請、ミュージアムIPM、文化財IPMコーディネータ、東京文化財研究所、九州国立博物館、PCO
(2019年08月31日)
(2018年06月15日)
(2017年11月20日)
(2017年06月20日)
(2016年12月31日)
(2016年03月31日)
(2015年11月30日)
(2015年03月31日)
(2015年01月05日)
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(2013年12月10日)
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