Kanbunken 環境文化創造研究所

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大陸におけるコウノトリ繁殖地の情報

蘇 雲山

Reporter:
蘇 雲山
年月日
2019年5月
報告者
蘇雲山
場所
中国三江平原
発行日
2019年6月

 中露国境のアームル川とウスリー川の両岸に広大な沼沢湿地が広がっており、コウノトリをはじめ多くの水禽の重要な繁殖地となっています。2019年5月に地元の大学等の協力を得ながら、三江平原ホンヘイ自然保護区コウノトリ繁殖地のフィールドワークを行いました。
 ホンヘイ自然保護区では魚類等の水生動物が非常に豊富でツルやガン、かも類がここで繁殖していますが、コウノトリは営巣木が少ないため繁殖が非常に少ない状況でした。1993年から、コウノトリの自然巣を模擬して人工巣塔を設置しはじめました。長さ6m直径20㎝前後の間伐材で三角形の台を立て、その上に直径1.5m深さ30㎝の円形かごを乗せます。これまで、このような巣塔を80か所設置しました。三角形巣塔の丸太は自然環境の中で腐食しますが、おおよそ5〜7年は利用できます。近年、更に耐久性が高い柱形鉄鋼製巣塔が開発され、すでに30か所に設置されています。
 これまでに設置した110か所の人工巣塔のうち約4割が利用され、コウノトリの繁殖に大きく貢献しています。最近、対岸のロシアでも中国側を真似て人工巣塔を設置しはじめています。このような活動によってコウノトリの営巣環境が大いに改善され、ひなの巣立ち数が年々と増え、危惧種コウノトリの保全に大きな役割を果たしています。

★2020年10月 追記
サントリーの世界愛鳥基金「鳥類保護団体への活動助成」部門に掲載されました。

三角形人工巣塔

柱形巣塔

三江平原湿地風景

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