- 日替わりコラム
Tue
5/6
2025
実家の片づけ、特に要不要の分別を手伝っていると「いらない。だけど捨てるにはきれい・もったいない・忍びない」という場面に出会うことになるでしょう。消耗品から食器、洋服まで、分けていると必ず発生するシーンです。このとき、親御さんが「いらない」と思っていそうなら、手放せるように促すことがポイントです。ただし捨てたくないことは明確なので、売るか譲るかの提案をしましょう。売ることが問題ないなら、「売るものボックス」を作ってどんどん入れていきます。このとき、実際に売ることよりも「いらないと思ったものは、手元に置かないことで便利になっていく」を体感していただくことが重要です。もちろん譲るのもOK。身近な人や知り合いに譲るなら手放せるということであれば「譲るものボックス」に入れていきましょう。
ただしこの後、本当に売る・譲るができる方ならよいのですが、体力的に難しい、実際にその行動を起こすのに時間がかかりそうであれば、代わりに売ってあげる、もらってあげるようにしましょう。たとえば、大量の割りばしなどの消耗品は「子どもの学校の工作に使う」、食器や洋服は「フリーマーケットに出す」、「寄付する」など、さまざまな提案の中から親御さんの納得のいく方法があれば、無理なくどんどん手放す方向に進んでいくでしょう。
株式会社オフィスミカサ 代表/整理収納アドバイザー一級認定講師長野ゆか
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