- 日替わりコラム
Tue
7/8
2025
新しい商品を世に送り出すとき、必ずといってよいほど乗り越えなければならない壁があります。逆に壁が存在しないような商品は、新規性がないといっても過言ではありません。この壁を乗り越えるためのシミュレーションを行い対策を練った後は、それ以上余計なことを考えずに実行に移すことが大切なのです。そうしないと、いつまでも不安に駆られ前に進めなくなってしまいます。
人の悩みの多くは、まだ起きてもいないことを思い悩む、いわゆる「取り越し苦労」なのだといわれています。もしそのような考えに取りつかれていると思ったら、的確なシミュレーションを行い、さっさと前に進むべきなのです。一方で、すでに起きてしまったことを、いつまでも思い悩む人がいます。過ぎてしまったことをいくら悔やんでも取り返しがつかないのですが、いつまでもクヨクヨと悩み続けてしまうことを「持ち越し苦労」というのだそうです。失敗には必ず原因があり、原因がわかれば同じ轍を踏まないための対策を練ることができます。したがって、失敗からは新たな学びを得られるのだと思えば、それ以上悩む必要はなくなります。
このように「取り越し苦労」と「持ち越し苦労」をなくしてしまえば、もっと楽に明るく業務が遂行できるのではないでしょうか。
商品開発アドバイザーH・B 山越
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