イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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2025

若き開発者への手紙(56)原理と手法

 技術を身に付けようとするときに大切なことが2つあります。1つはその技術の原理を学ぶこと、もう1つはその技術の手法を学ぶことです。どちらが欠けても本当の意味で技術を身に付けたとはいえません。原理を知らなければ、わずかな例外事案に対しても応用が利きませんし、原理だけ知っていても、それを実行するための具体的な手法を身に付けていなければ役に立ちません。
 技術といえば「職人」を連想しますが、職人の世界では、親方や師匠と呼ばれる人々の手法を見様見真似で覚えるのが常です。その修練の過程で自ら考え、原理を理解して初めて本当の意味で技術を習得したといえます。さらに、手に入れた原理を応用し、新たな手法を編み出すことができるようになった人が一流の職人となるのです。
 仕事を行っていく上で、「これは原理です」「これは手法です」などと丁寧に教えてくれる先輩や上司がいるとは限りません。であるならば、自分が今学んでいることが原理なのか手法なのか、あるいはその両方なのかを冷静に判断しながら学ぶ必要があるのではないでしょうか。そして、もし手法だけしか学べない状況であるならば、自らその原理を考えてみてください。それは一流へのステップアップのチャンスかもしれません。

商品アドバイザーH・B 山越

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