- 日替わりコラム
Tue
9/2
2025
今回は「呼吸」のお話です。
「息が浅い」、「うまく深呼吸ができない」、「胸が苦しい」……そんな悩みを抱えている方はいませんか。呼吸は、生きている限り休むことなく繰り返され、大人では1日におよそ2万回も呼吸しているといわれています。それだけに、「間違った呼吸」をしていると、知らず知らずのうちに体へ負担をかけてしまうことになります。
近年は「腹式呼吸」がもてはやされる傾向にありますが、正しく理解しないまま、お腹だけをペコペコ動かしているような状態では逆効果。本来、呼吸で大きく動くのは「肺」であり、その動きを助けるために「肋骨」や「肋間筋」がしっかり動く必要があります。この肋骨や肋間筋が硬くなると、肺を広げるスペースが確保できず、どんなに深呼吸しようとしても苦しさを感じてしまいます。そうとは知らずに、形だけの腹式呼吸を続けるのは要注意です。
まずは「バンザイ」をして、大きく息を吸ってみてください。いつもより多く空気が入る感覚はありませんか。肋骨周りがしっかり動いているのを感じるかもしれません。
「世の中の情報」より、「自分の本来の体」を知るチャンネルを、もっと増やしていきたいものです。
『1日1分で身体が整う首のセルフケア』著者/整体師能瀬千恵
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