- 日替わりコラム
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9/12
2025
歯は加齢とともに老化していきます。乳幼児の歯が白いのに比べ、老人の歯は黄褐色を帯びています。これは飲食物に含まれる色素やタバコのヤニなどが歯の表面に付着したり、象牙質やセメント質が加齢とともに肥厚(ひこう)したりすることが原因と考えられます。しかしこれらの変化が歯そのものの機能に大きく影響することはありません。そういう意味では、歯は老化に強い器官であるともいえるでしょう。
ところが、人間は加齢によって歯を失うようになります。虫歯によって歯を喪失することもありますが、歯槽膿漏などの歯周病によって歯が失われる場合も多いのです。歯肉組織(歯茎)は加齢によって退縮していきます。その結果、歯の根元の部分が露出し虫歯になりやすくなることもあり、歯の喪失につながりやすくなります。歯肉組織の老化には個人差がありますが、これには口腔ケアが大きく影響しています。
「8020(はちまるにいまる)運動」でいわれるように、80歳になっても自分の歯を20本残すことが、歯のみならず全身の健康を守る上で重要です。若い頃から正しい歯磨きと口腔ケアを行うことにより、虫歯や歯周病、歯肉の老化を防いで「8020」を達成することは十分可能です。そのためにも、かかりつけ歯科医などから指導を受けて、日常的に正しい歯と口腔のケアを心がけることが大切です。
クリンネス編集室
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