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2025
プラスチックごみによる海洋汚染などが問題となったことを受け、レジ袋が有料化されてから5年が経ちました。レジ袋の有料化は、プラスチックに頼った生活を見直し、プラスチックごみを減らすための意識改革を促す取組みとして、当時の環境大臣・小泉進次郎氏の主導で2020年7月に始まりました。
コンビニエンスストア大手のファミリーマートでは、これまでに累計118億枚のレジ袋を削減したそうです。同社はその理由について、「来店客一人ひとりの意思表示の積み重ねが、確かな環境インパクトを生んでいる」とコメントしています。
またファミリーマートは、レジ袋の辞退や環境に配慮した商品の選択によるCO2削減効果を「デカボスコア」として可視化(見える化)し、買いものを通じた環境アクションを促しています。「デカボ」とは、英語の「脱炭素(Decarbonization)」を略した言葉ですが、まだ一般には広く知られていません。
さらに、同社は今年7月にデカボスコアの対象商品を12品に拡大しました。店内でスコアを表示し、商品の環境への貢献度を数値でわかりやすく伝えることで、環境に配慮した行動をとるきっかけや、サステナブルなアクションに取り組む後押しになることが期待されています。
『オルタナ』前編集長森 摂
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