イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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2025

認知症に多い嚥下(えんげ)障害

 認知症の方によく見られる障害の一つに嚥下障害があります。嚥下障害とは口に入れたものを「噛む→飲み込む→胃に運ぶ」までの過程において、どこかで障害が生じることを指します。問題なのは、誤嚥(ごえん)を引き起こす点です。誤嚥とは、飲み込んだものが誤って気管に入ってしまうことで、それが原因で誤嚥性肺炎を発症することがあり、場合によっては命に関わることもあります。
 お茶や汁物でむせることがありますが、これは誤嚥しそうになったものを反射的に気管の外へ出そうとする反応です。特に水分と固形物が混ざったものを飲み込むときはむせやすい傾向があります。薬を飲むときでもむせることがあるため注意が必要です。中には自分の唾液でむせてしまう人もいます。食事以外でも喉に残った水分や食べもの、痰などが気管に入ってむせることがあります。飲み込もうと意識していなくても、突然むせたり咳き込んだりすることがあるので注意が必要です。
 何かを飲み込むとき、気管の入り口が閉じます。気管に障害があると、誤嚥が起きたり飲み込みに時間がかかります。それにより飲み込みやすいものを選ぶようになり、偏食の原因になります。そのほかに、食べものが口からこぼれる、喉につかえる、痰が出るなどの症状も見られます。これらが日常的に出始めたら、医師に相談してみましょう。

介護福祉士中村和彦

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