- 日替わりコラム
Wed
4/29
2026
加齢に伴い、腸の消化機能は徐々に低下していきます。中でも影響を受けやすいのが、腸内に生息する大腸菌や乳酸菌などの細菌のバランスである「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」です。近年は「悪玉菌」「善玉菌」という表現が一般的になっていますが、年齢を重ねるにつれて、悪玉菌の代表である大腸菌やその仲間が増え、善玉菌である乳酸菌は減少しやすくなります。その結果、消化不良を起こしやすくなり、下痢気味になる、便秘が続く、おならが出やすくなるなど、腸の不調が現れます。
しかし、食生活に注意することで、腸内細菌叢を健康な状態に保ち、腸の機能を維持することは可能です。野菜や海藻など食物繊維を多く含む食品を中心に、バランスのとれた食事を心がけることで、腸内の善玉菌の働きを助けることができます。また、ヨーグルトや発酵食品などを継続的に摂取して、悪玉菌の増加を抑えることも効果的です。乳酸菌製剤の利用も有効ですが、食物繊維が不足すると善玉菌は十分に増殖できません。さらに、たんぱく質が不足すると腸の筋肉が弱くなるため、栄養バランスを整えることも老化防止に重要です。
腸内細菌叢が良好に保たれると、免疫力の向上にもつながります。日々の食事に食物繊維を豊富に含む食品を取り入れ、ヨーグルトなどと上手に組み合わせて、腸の老化を防いでいきましょう。
クリンネス編集室
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