イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Thu

5/14

2026

デスクワークからテーブルワークへ

 ある大学と家具量販店が、興味深い実験を行いました。量販店にある家具アイテムを使い子ども部屋の家具レイアウトを考えるというもので、面白いのは、親(大人目線)と子ども(子ども目線)それぞれが、理想的な家具の配置を行った点でした。
 親が考えたレイアウトは、勉強机とベッドが対極にあり、壁面に収納家具が並びます。それに対して子どもが考えたレイアウトは、部屋の真ん中に背の低い大きなセンターテーブルがあり、勉強机とベッドは隣接して配置されていました。子ども部屋について、親は勉強と就寝は対極機能であり、勉強中心のイメージを持っています。一方、子どもはセンターテーブルを遊びや友だちとの歓談、お絵かきなど多機能なコミュニケーションツールとして捉え、そして勉強机とベッドは単なる機能の帰結として隅に追いやっています。
 以上は、オフィスのレイアウトにも通じます。つまり大人目線の子ども部屋はデスクでカリカリと仕事をする旧態的なイメージであり、子ども目線では、デスクワークではなく、テーブルワークとして多様なアクティビティを実現するためのツールとして考えられます。
 デスクワークからテーブルワークへの移行の重要性を子どもたちは教えてくれているのです。

東京造形大学 名誉教授地主廣明

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