- 日替わりコラム
Thu
7/16
2026
「甘える」という言葉に、日本語特有の対人関係のニュアンスが含まれていることをご存じでしょうか。
「甘え」は大きく四つに分類できます。(1)甘える、(2)甘ったれる、(3)甘えさせる、(4)甘やかす、です。このうち、「甘える」と「甘えさせる」は、相手への信頼や配慮、感謝を前提とした関係性の中で成立する行為です。一方で、「甘ったれる」と「甘やかす」は、自分の都合や感情を優先し、関係性のバランスを崩しやすい行動です。この違いは「相互性の有無」にあります。信頼関係の中で行き来するものが「甘え」であり、一方通行で押し付けられるものが「甘ったれ」や「甘やかし」です。
現代では、本来健全な「甘える」ことが弱さとして避けられがちな一方で、「甘やかし」が増えている場面も少なくありません。違和感を覚えたときは、それがどの「甘え」か立ち止まって考えてみてください。もし「甘やかし」によって「甘ったれ」が生まれていると気づいたなら、それは関係性を見直すサインです。逆に家庭や組織の中では、「甘えさせてくれる」相手に対して適切に「甘える(頼る)」ことができないことで、関係がぎこちなくなる場面も少なくありません。
信頼できる相手に意識的に甘えることは依存ではなく、関係性を循環させる行為でもあります。あなたは、誰とその循環をつくれていますか。
ILFY 代表コーチ内藤響
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