- 日替わりコラム
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8/17
2026
「確か昨日の終業前は問題なかったのに、包丁が欠けている。まあ、大丈夫だろう」——それは非常に危険な判断です。欠けた部分が食品に混入していれば、消費者に大けがを負わせてしまう可能性があります。また、「昨日使っていたまな板がないぞ。時間がないから、下処理用だけど使ってしまおう」——用途ごとに使い分けるべき器具を混用すると、食材間の交差汚染を招き、食中毒発生のリスクを高めることになります。
包丁などの金属製器具は、作業前だけでなく作業後の点検も欠かせません。破損や欠損が見つかった場合は、直ちに上司へ報告し、安全が確認されるまで製品の出荷を停止する必要があります。場合によっては、金属検出機による再検査などの対応も求められます。さらに、備品や器具の紛失にも注意が必要です。実際に、ナットやネジなどの小さな部品が製品に混入した事例は少なくありません。
工場では必要な数の器具や備品が準備されています。作業後に数量確認を行い、決められた場所へ保管する習慣を徹底していれば、翌日の作業開始時に「器具が見当たらない」「数が足りない」と慌てることもなくなります。
作業前の確認だけでなく、作業後の点検と数量確認を徹底してこそ、本当の意味での「安全」が確保されるのです。
イカリ消毒編『食品工場必携 食品衛生べからず集』(2009年発行)改編
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