- 日替わりコラム
Thu
9/10
2026
皆さんは今、自分が何に困っているか説明できるでしょうか。「仕事が終わらない」「部下との関係がうまくいかない」「家族との会話が減った」「何となく疲れている」——こうした状態が続いていても、「困っている」と認識できずに過ごしている人は少なくありません。
私たちは子どもには「何かあったの?」と自然に声をかけます。子どもが学校で大声を出したり、物を叩いたりすれば、「何か困っていることがあるのでは?」と考えるでしょう。一方、大人が同じような行動をとると、「問題のある人」と見られがちです。しかし、本当に大人は困らないのでしょうか。むしろ大人だからこそ、仕事、家庭、将来への不安など、複雑な課題に直面します。にもかかわらず「大人なのだから、自分で何とかしなければ」と考えてしまう方は非常に多いです。心理学の「援助要請研究」では、助けを求める前段階として「自分が困っている」と気づくことが重要だとされています。そして併せて、「あの人も何かに困っているのかも」という視点を持つことも重要でしょう。
メンタルヘルスを守る第一歩は、問題を解決することではなく、困りごとに気づくことです。まずは一度、「私は今、何に一番困っているのだろう?」と自分に問いかけてみてください。そこから、自分自身や周囲の人への見え方が少し変わるかもしれません。
ILFY 代表コーチ内藤響
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