- 日替わりコラム
Fri
9/11
2026
探しものが多いと、「もっと上手に片づけなければ」「工夫して収納しなければ」と考えがちです。しかし、実際には「決め方」ができていないことに起因する場合が少なくありません。整理収納の基本は、まず必要なものと不必要なものを区別すること、そして、何をどこで使うのかを決めることです。そこが曖昧なままでは、いくら整理しても、また探すことになります。
たとえば、スマホの置き場所が決まっていないと、使うたびに置く場所が変わります。「今回はここに置いた」と、場所を覚えるために余計なエネルギーを使います。書類でもデータでも同じです。探さなくてよい状態とは、「覚えていなくても取り出せる状態」ともいえます。そのためには、まず使用頻度の高いものから定位置を決めることが有効です。そして、一緒に使うものはセットで考えましょう。さらに、誰でも戻せるように名前を付けます。この「決める」工程が事前にあることで、片づけは「努力」ではなく「仕組み」になります。
探しものを減らすことは、単なる時間の節約ではありません。家を、外で一日頑張った自分が安心してリラックスできる場にすることでもあります。探さなくてよい状態は、見た目の美しさ以上に、暮らしの土台として整えていきたいものです。
株式会社オフィスミカサ 代表/整理収納アドバイザー一級認定講師長野ゆか
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