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9/21
2026
藤田嗣治は、1920年代のエコール・ド・パリの一員として活躍し、ベビーパウダーを用いた『乳白色の下地』による裸婦の作品や繊細な線で描かれた猫の絵が人気です。晩年はフランスに帰化しています。
藤田の代表作に、1937年(昭和12年)に描かれた秋田県立美術館収蔵の大壁画『秋田の行事』があります。秋田の竿燈まつりや七夕祭、雪だるまや雪室で遊ぶ子どもたち、秋田犬など、秋田の四季や祭礼、歴史、産業、暮らしをテーマにしたこの壁画は、3.65m×20.5mという大作です。この名作のために県立美術館が建てられました。大作ですので門外不出です。秋田を訪れる際は、ぜひご覧ください。
昨年は「昭和100年」「戦後80年」という節目の年でした。東京・竹橋の東京国立近代美術館では、戦争画を中心とした特別展が開催されました。太平洋戦争中、藤田嗣治は軍部に協力し、多くの戦争画を描いています。『アッツ島玉砕』という作品も193.5cm×260.5cmの大作で、戦争の悲惨さが伝わってきます。これらの戦争画は終戦後に米軍に接収されましたが、1970年に永久貸与の形で返還され、東京国立近代美術館に保管されています。
2022年には、藤田嗣治の作品だけを展示する「軽井沢安東美術館」が開館しました。避暑地・軽井沢で美術館巡りもよいですね。
鈴木達夫
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