イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

DAILY COLUMN

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Thu

12/18

2025

老化のサイン(4)肌の老化

 赤ちゃんの肌はぷるんとした弾力があるのに対し、年齢を重ねると肌の張りは失われ、乾燥しシワも多くなるなど老化していきます。しかし肌をよく観察すると、人によって、また体の部位によって老化の程度に差があります。
 肌の老化に影響を与える要因はいくつかありますが、もっとも影響が大きいものは紫外線です。年齢を重ねると、普段から表に出ている顔や手はシワやシミが目立つようになりますが、服に隠されて陽の当たらないお尻や太ももの皮膚は、若い人とあまり変わらない状態に保たれています。この違いは、長年にわたり紫外線を浴び続けた影響が大きいと考えられます。また、皮膚の乾燥も肌の老化を促進します。皮膚の表面は分泌される皮脂や汗によって乾燥から守られていますが、高齢になると分泌能力が低下するため、肌が乾燥しやすくなります。
 加齢によって皮膚を構成する細胞自体も老化し、肌が薄くなってくることもシワやたるみの原因となります。加齢そのものは防ぎようがありませんが、紫外線や乾燥などの外的要因は対策が可能です。夏は過度の日焼けを避け、冬は保湿クリームなどを使って肌の乾燥を防ぐとよいでしょう。また、喫煙や偏った食生活は細胞の老化を早めます。生活習慣病の予防は肌の老化防止にもつながります。

クリンネス編集室

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