Kanbunken 環境文化創造研究所

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Tue

12/29

2020

発電害虫

 「発電害虫」という言葉はあまり耳慣れないかもしれませんが、人間に疾病の害を与えるゴキブリやハエのように、発電所に害を与える虫のことです。
 水力発電所は水の落差を利用して水車を回し、発電します。ダムや堰堤(えんてい)に蓄えられた水は沈砂池で土砂を取り除いたあと、導水路を通じて発電所まで導かれます。トビケラの幼虫の巣が導水路に付着すると、流量を減少させる原因となるため、発電害虫といわれます。わずかな厚みでも壁面の凸凹が水の流れを妨げるので、長い導水路を持つ水力発電所では10%も発電量が減少することがあります。
 また、一度に大量に羽化したトビケラの成虫が夜間に外灯の光に集まることで、それを踏んだ車がスリップ事故を起こしたり、川辺の商店に不快な思いをさせたりすることもあります。堆積した成虫の死骸は腐敗して悪臭を放つだけではなく、気管支喘息のアレルゲンとなることも知られています。トビケラ目は、約2億年前にチョウ目との共通の祖先から分かれ、幼虫が水中生活に適応したと考えられています。
 一方、近年では発電害鳥も知られています。その害鳥とはサギの仲間です。変電所に大量の糞を落とし、それが原因で停電事故を起こすこともあります。

イカリ消毒株式会社 取締役・一般財団法人 環境文化創造研究所 理事谷川力

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