Kanbunken 環境文化創造研究所

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Wed

1/6

2021

ウミウシ

 今年の干支は丑(牛)ですが、海の中にもウシと呼ばれる生きものがいます。「海牛」と書く、丸味を帯びた長い体に三日月型の尻尾があり、しょぼんとした目をした哺乳類のジュゴンです。ジュゴンは海草のアマモの根を食べる草食動物で、霧の中で子どもを抱いた姿が人魚と見間違えられ、人魚伝説のもとになったという説もあります。
 一方、軟体動物の中にも、ウミウシと呼ばれる体長10cm前後の生きものがいます。種類が多いのですが、名前の由来は頭部に牛の角のように見える触角があることで、そのほとんどがフリルを体の周りに付け、色鮮やかな模様をまとった美しい形態をしています。しかし陸上で近縁の生物はナメクジであり、巻貝であった祖先が貝を捨て、または退化させて中身だけで生活しています。その色彩は自然界の芸術と思われるほど見事で、代表的なアオウミウシは、鮮やかな青地に縦に黄色のストライプをまとったお洒落な姿をしています。
 そのほかにも、ピンク、赤、緑など華やかな色のものが多く、中にはアニメで人気の電撃を得意とする黄色地に黒の模様をあしらった姿のキャラクターにそっくりな外観をしたものもいます。岩礁(がんしょう)の上を這いながら海綿やホヤ、海藻などをゆっくりと食べている姿は牛歩という言葉が似合い、牛の牧歌的なイメージと重なります。

古田優

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