Kanbunken 環境文化創造研究所

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2021

自宅のシャワーの衛生管理

 私は、家で入浴して浴室を出る前にすることがあります。シャワーのシングルレバーを水にして、約20秒間、壁や床に流すことです。カビが発生しないよう、付着した石けんやアカなどを落とす意味がありますが、それだけではありません。これは、レジオネラ肺炎を起こさないためなのです。
 私が保健所の環境衛生監視員として感染症担当者に協力し患者さんに聞き取り調査をした際、感染源の特定までにはいかなくても、家庭のシャワーから感染した可能性を感じたことがありました。シャワーヘッドやシャワーホースには、空気中の土埃や人の体についたレジオネラ属菌が微量に入る可能性があります。レジオネラ属菌とは、土壌や池、沼など自然界にいる常在菌です。この菌が入浴施設やビルの冷却塔の水などで増殖したとき、細かい水滴のエアロゾルの形で人の肺に入って肺炎を引き起こすことがあります。使い終わったシャワーヘッドやシャワーホースには、菌の増殖に適した湯が残ってしまうことが考えられます。
 入浴の最後にシャワーで水を流す理由は、ふたつです。ひとつは、ヘッドやホースに残った湯を水に入れ替えて、温度の低い状態にして菌の増殖を抑えること。もうひとつは、水道水中の残留塩素が菌の増殖を抑えてくれることです。

一般財団法人 日本環境衛生センター 技術調査役(環境衛生分野担当)中臣昌広

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