Kanbunken 環境文化創造研究所

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2021

沖縄の豊かな自然と文化(66)久米島事情~海の中の歩道橋~

 久米島のエビ養殖場の近くの沖に、歩道橋らしきものが見えます。潮が満ちていると、歩道橋の下のほうは海に浸かっています。潮が引くと浜から歩いて歩道橋のところまで行けます。その歩道橋には、「シールガチ橋」と書かれています。
 水面下をよく見ると、橋の下には水路が掘られています。浜は石ころだらけで、浜から見える奥武(おう)島へ歩いて行くにはこちら側からでは遠くなります。昔は、島の男の子たちは竹馬で渡っていましたが、さすがに女の子は船だったそうです。船で行き来するのに便利なように水路が掘られ、それまでは久米島から釣りや海産物を獲るのに歩いて行くことができた干潟へ行けなくなってしまいました。そのための歩道橋だそうです。今はこの橋があるので、歩いて渡ることができます。
 奥武島の海岸にある有名な柱状節理※ (畳石(たたみいし))は、ここが元火山であったことを示しており、数百万年前の新成紀(新第3紀)鮮新世の火山活動の時期に形成されたと考えられています。5角形や6角形で幅が1m位と大きく、干潮時にしか見ることができません。全体の形が亀の甲に見えるので、亀甲岩とも呼ばれています。それぞれの柱の切り口しか見られないので、どのくらいの長さがあるのかわからないのが残念です。小さい柱状節理の塊は、海岸でも見ることができます。

※ 岩石中に5角形または6角形の柱状の割れ目が生じ、蜂の巣などに似た形を示した岩石の柱が集合したもの。
  マグマが冷却固結する際や地殻変動の際に、収縮して生じるといわれている

特定非営利活動法人 バイオメディカルサイエンス研究会 常任理事前川秀彰

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