Kanbunken 環境文化創造研究所

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2021

食品にまつわるトラブルから学ぶ(26)脱酸素剤の混入したパウンドケーキ

 ある消費者が菓子店で容器入りの小豆パウンドケーキを購入し、自宅で開封して食べたところ、異様な歯ごたえを感じました。ケーキの中を見てみると「食べられません」と書かれた異物が目に留まりました。異物を乾燥剤の包装だと思った消費者は、健康被害が心配になって保健所に届け出ました。
 ケーキの中の異物は鉄が主成分の脱酸素剤とその包装の一部で、ケーキの生地に練りこまれた状態で焼き上げられていました。当該ケーキは、生地に原料である「調味済み小豆」を手作業で混合し、ケーキ型に分注した後に自走式オーブンで焼成(しょうせい)、放冷、包装して製造されていました。この「調味済み小豆」の包装内に使用されていた脱酸素剤が手順通りに除去されず、誤ってケーキ生地の中に混入したことが原因と考えられました。
 また、この工場では製造工程内に金属探知機を配置していましたが、使用目的はケーキ包装内への脱酸素剤の同封漏れがないことを逆検知するためで、製品内の金属異物確認には活用されていませんでした。
 食品製造現場においては、人的ミスをいかに少なくするかが常に重要な課題ですが、便利なはずの機械や装置をどのように有効活用していくのかについても見直しを行うことが大切です。

公益社団法人 日本食品衛生協会 技術参与・一般財団法人 関東学校給食サービス協会 顧問谷口力夫

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