Kanbunken 環境文化創造研究所

DAILY COLUMN

- 日替わりコラム

Wed

3/10

2021

春を告げる海藻

 3月には多くの海藻が育ち、春の訪れを告げています。三陸ではまだ寒くて海に潜れないため、海女さんたちは磯で海藻採りに精を出しています。
 三陸の若布(わかめ)は肉厚で食べ応えがあり、筍(たけのこ)と合わせて若竹煮にすると春の風味を満喫できます。子持ち鰈(かれい)の煮付けや目張(めばる)の煮付けと若布は海のもの同士なので相性が良いのはわかりますが、若竹煮のように海と山でまったく縁のないと思われるものが一緒になることで素晴らしい相性になることを「出会いもの」と言うそうです。
 布海苔(ふのり)は、昔は洗濯のりにも使われました。赤褐色で直径5mmほどの細長い風船を枝分かれさせながら連ねたような格好をしていて、酢のものや味噌汁にして食べます。特に味噌汁にすると、ふわっと立ち上る味噌と磯の良い香りが食欲をそそります。
 地方名でジッカイソウという海藻は、褐色で若布に似た外観をしていますが、若布よりかなり細い形をしています。生息場所が沖の荒磯の側面のため、漁は荒波を避けて波の穏やかな時を狙って行いますが、春を感じさせる貴重な海藻です。激しい波に耐えて育つために身は硬いものの、煮て一晩置くとちょうど良い食感になり、塩水漬けの海胆(うに)を乗せていただくと春の磯の味が広がります。

古田優

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