Kanbunken 環境文化創造研究所

DAILY COLUMN

- 日替わりコラム

Fri

3/12

2021

ちょっと気になる新技術(22)魚の臓器を取り出す「ぐるぐるとって」

 魚の料理で初心者が苦労するのは、包丁で腹を割き、内臓を取り出す下処理です。包丁使いが危なっかしいだけではなく、まな板も汚れます。そんな苦労から、個人発明家の遠藤伸一さんは、包丁を使わずにエラと内臓をきれいに取り出す調理器「ぐるぐるとって」を考案して事業化しました。
 「ぐるぐるとって」は、30cm弱の2本のプラスチック棒からなります。まず1本を魚の口から腹の中へ押し込み、もう1本も反対側の口の脇から押し込みます。2本を重ねてぐるぐると回転させて引き抜くと、棒に絡まったエラと内臓が口から引き出されます。サバやアジ、サンマ、ワカサギなど、大小問わずどんな魚の下処理をもこなします。内臓が抜かれた魚は、外観はきれいな姿のまま。そのまま焼いても煮てもOKです。
 「ぐるぐるとって」の棒はそれぞれの片側の面にゴムが貼られ、回転するときにゴムの摩擦力で内臓を絡め取る仕組みです。ゴムの面積はプラスチック棒全体の40%。この比率は、何度も実験して出した最適面積です。ゴムの面積が大きすぎると魚の腹が裂けたり、身が崩れたりします。逆にゴムの面積が少ないと、内臓をきれいに絡め取ることができないのです。遠藤さんは休日を利用して試作と実験を繰り返し、完成までに4年かかりました。

一般社団法人 発明学会 顧問平井工

全部または一部を無断で複写複製することは、著作権法上での例外を除き、禁じられています

戻る

ACCESS

- アクセス

事業所

〒275-0024
千葉県習志野市茜浜1-12-3
ライフ・クリエーション・スクエア内BMSA・環文研共同研究棟1階

Google Map

本部

〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-11
アグリスクエア新宿11階

Google Map
お問い合わせはこちら トップへ

ACCESS

- アクセス

事業所

〒275-0024
千葉県習志野市茜浜1-12-3
ライフ・クリエーション・スクエア内BMSA・環文研共同研究棟1階

Google Map

本部

〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-11
アグリスクエア新宿11階

Google Map
お問い合わせはこちら トップへ