Kanbunken 環境文化創造研究所

DAILY COLUMN

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Wed

3/17

2021

ストレス社会を心穏やかに生きる(77)仏とともに、仏として生きる

 「暑さ寒さも彼岸まで」と昔の方は本当に上手いことを言ったもので、お彼岸が明けますと、瞬(またた)く間に暖かくなり、芽吹きの季節を迎えます。
 彼岸には、春彼岸と秋彼岸とがあり、それぞれ春分の日・秋分の日を中日として、前後3日の計7日がその期間にあたります。仏様やご先祖様に日頃の感謝をこめて、お墓参りなどの供養をするわけですが、もともとは「供養週間」ということだけでなく、実は、私たちのために設けられた「修行週間」の意味があるのです。
 「彼岸(ひがん)」とは、「彼(か)(あちら側)の岸(きし)」という意味で、仏様の悟りの世界を表しています。「あちら側」があるということは、「こちら側」もあるわけで、「此(こ)の岸」と書いて「此岸(しがん)」と読み、衆生(私たち)の迷いの世界を表しています。
 仏教には、彼岸(悟り)に到るための行として、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という6種の菩薩行があります。「布施(ふせ)・持戒(じかい)・忍辱(にんにく)・精進(しょうじん)・禅定(ぜんじょう)・智慧(ちえ)」がそれにあたり、お彼岸が7日間設けられておりますのは、お中日には特に仏様やご先祖様への供養の心を懇(ねんご)ろにし、前後3日の6日間には1日ごとに供養の心を大切にしながら六波羅蜜行を実践していくのです。
 「彼岸に到る」とは、日々の暮らしを穏やかに健やかに幸せに生きることで、「仏とともに、仏として生きる」ことなのだと思います。

合掌

下野薬師寺別院 舎那殿壇 龍興寺 副住職阿波建多

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