Kanbunken 環境文化創造研究所

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Wed

4/7

2021

サクラエビ漁

 桜が咲く頃になると、サクラエビ漁が始まります。サクラエビ漁は、深海に棲むサクラエビが夜に餌のプランクトンを求めて浮上したところを漁獲します。国内でまとまって獲れるのは駿河湾だけで、ほかは主に台湾で漁獲されています。乾燥した3~5cmほどのものがよく売られていますが、販売時には産地名が記されますので判別できます。
 サクラエビ漁が始まったのは明治時代からで、それまではサクラエビの存在は知られていませんでした。ある時、鯵(あじ)を獲っていた網を誤って深層に落としてしまい、慌てて巻き上げた際、サクラエビが獲れて発見されたのだそうです。似た姿のものに体長1cmほどの乾燥した小エビがありますが、これは全国で獲れるアミを干したもので、価格も安価です。サクラエビは漁獲時には赤い透明な魚体で宝石のように美しく、旨味があって高値で取引されます。
 富士山を背景に広大な河原で黒いシートを敷き、その上にサクラエビを広げて干す光景はひときわ美しく、駿河湾近辺の風物詩です。貴重な資源として獲り過ぎないように管理されていますが、近年は漁獲量が減っているそうです。早朝に港に帰ると、漁師さんたちは「沖あがり」という鍋を囲んで体を温めます。サクラエビ、ネギ、豆腐を甘辛いタレですき焼き風に煮付けた濃厚なエビの旨味が、心も体も癒してくれます。

古田優

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