Kanbunken 環境文化創造研究所

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Wed

8/11

2021

目黒寄生虫館に展示されている寄生虫(15)白点虫

 白点虫は、淡水魚の皮膚やエラなどに寄生する繊毛虫です。単細胞ですが、直径1mmに達し、肉眼で白い点として見えるので、その名があります。
 目黒寄生虫館1階には、白点虫が寄生したアユカケという魚が展示されています。魚の外側にくっついているように見えますが、魚の表皮やそのすぐ下に入り込む、れっきとした内部寄生虫です。魚の細胞を食べて成長すると魚を離れ、シスト※ を作って水底で分裂し、数千の幼生になります。1日後には孵化(ふか)して繊毛で泳ぎ、新しい魚に感染します。狭い水槽などで魚が飼育されると大量に寄生することがありますが、野生の魚にはまれです。大量寄生すると、表皮がはがれ、魚が死んでしまうので、養殖魚や観賞魚の大敵として知られています。しかも、白点虫は淡水魚なら種類を選びません。感染した魚を水槽に持ち込むと、別の種類の魚にも容易に感染するので要注意です。
 飼っている魚に白点虫を見つけたら、どうしたらよいでしょうか。小型の水槽なら、0.5%の濃度になるように食塩を加えるという方法があります。水温20℃なら、少なくとも1週間はそのままにしておきます。その間に魚を離れた白点虫やシストから孵化した幼生は、塩水に触れて死にます。この程度の塩分濃度なら、魚には影響ありません。

※ 内部に多数の幼生を含む袋状の構造物

公益財団法人 目黒寄生虫館小川和夫

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