Kanbunken 環境文化創造研究所

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Wed

8/25

2021

弱いロボット

 昨今のロボット技術の進化は目覚ましく、家庭や産業、コミュニケーションの分野などで、さまざまなロボットが活躍しています。そのどれもが高性能ですが、豊橋技術科学大学の岡田美智男教授は、ローテクノロジーな「弱いロボット」の開発を通して人間とロボットの新しい共生を提唱しています。
 たとえば、岡田教授の開発したゴミ箱ロボットは、ゴミは見つけられるのですが自分で拾うことができません。体を震わせたり声を出したりしてアピールし、近くの人にゴミを入れてもらいます。そしてゴミを入れてくれた人にお辞儀をして、感謝の気持ちを表現します。この不完全な「弱いロボット」は、人間の心を揺り動かし、手伝った人は喜びを感じます。岡田教授は、ロボットの弱さが人間の優しさを引き出すと言います。また、完璧な「強いロボット」ほど人間の要求はどんどん高くなり、人間の傲慢さを引き出すとも言っています
 人間とは本来弱いものであり、弱いからこそ支え合うのでしょう。人間同士が支え合う力は、1人の人間の自立した力より強いものとなります。ロボットは、人間の姿を模したものです。「弱いロボット」という発想は、強さや完璧さばかりを求め続ける現代社会に対しての大切な問いかけなのではないでしょうか。

ライター東納英輔

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