イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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2021

農林水産業の付加価値を高める

 国は、農林水産業の6次産業化を推進しています。6次産業化とは、農林水産業従事者が食品加工や流通、販売を手掛けることをいい、1次×2次×3次=6次産業になることからつけられた名称です。有名なのは大分県日田市「大分大山町農業協同組合」です。山間地の桃、栗、キノコなどを栽培し自ら加工、直売所を設けて直接消費者に販売したり、スーパーや小売店に営業販売することを始めました。これにより継続的な農業や地域での雇用、消費者との交流が生まれることになりました。高知県の山間地「馬路村農協」は、柚子を加工して作ったポン酢、柚子酢、ドリンクなどを都市に直接出向いて営業し、「村のブランド化」という大きな付加価値を生みました。今では海外にも輸出されています。
 これらがモデルとなり、各地で複合型の農業が生まれました。養豚から始まり、ハム、ソーセージの加工、ウインナー作り体験教室、レストラン、宿泊施設まで発展させた三重県伊賀市「伊賀の里モクモク手づくりファーム」や、農産物直売所、レストラン、パン店のほか、結婚式、農家民泊も行う長崎県大村市「おおむら夢ファームシュシュ」、稲作農家が集まり直売所、レストラン、お土産店を作り、もち米栽培からつきたて大福をヒットさせた石川県白山市「六星」など、各地に農業を主体とした多彩な活動が生まれ、若い人たちの働く場も創生されています。

食総合プロデューサー金丸弘美

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