Kanbunken 環境文化創造研究所

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Wed

10/20

2021

誌上でめぐる世界の恐竜化石(2)中国

 ヒザを体の横に突き出すのではなく、胴体の真下に伸ばして歩くことが恐竜の特徴です。そうするとコンパスが長くなるので、恐竜はほかの爬虫類よりも速く走ることができるようになりました。足跡の化石によって、歩き方がわかります。ワニのような爬虫類はガニ股なので、左足と右足は左右に離れています。恐竜の足跡は、左右の足がほぼ一直線上に並びます。今年7月、「エウブロンテス・ノビタイ」という学名の新種の足跡が発表されました。するどいカギツメがあることから肉食恐竜のもので、足裏の長さが30cmくらいなので、全長4mくらいの恐竜と推定されます。今から約1億2500万年前の白亜紀前期に現在の中国の四川省を歩いていたものです。「エウブロンテス」は世界各地から報告されていますが、それらとは指の開き方や向きなどが異なることから、中国地質大学(北京)のシン・リーター准教授は新種だと考え、「ノビタイ」と名づけました。
 シン准教授は子どもの頃から「ドラえもん」の大ファンで、のび太が恐竜に自分の名前をつけたいと思っていることを知り、のび太の夢を叶えたいと思ったそうです。最後の「イ」は、人名を意味する接尾辞です。足跡化石の実物は四川省に展示されていますが、その一歩分のレプリカが川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムで公開されています。

独立行政法人 国立科学博物館 副館長・研究調整役真鍋真

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