Kanbunken 環境文化創造研究所

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10/25

2021

水道蛇口の「泡沫キャップ」

 水道蛇口を下から覗くと、「泡沫キャップ」といわれる金属あるいはプラスチックのメッシュ状のフィルターが目に入ります。水がシンクに落ちたときに大きくはねないよう、主に水はね防止の目的で取り付けられています。水に空気を混ぜることで、水流を柔らかくしているのです。
 私が保健所に勤務していた時、あるマンションに住む女性から「台所でコップに汲んだ水がいつもより塩素臭くておかしいので、何が原因なのかを調べてほしい」と相談を受けました。現場へ行って、水道蛇口から水を流して透明なコップに入れると、コップの水には細かい泡が確認できました。すぐに鼻を近づけると、確かに塩素の臭いを強く感じました。
 懐中電灯を水道蛇口の先端に当てると、泡沫キャップが見えました。泡沫キャップはメッシュ状になっているため、メッシュを通して水が流れる際に細かい泡を発生させ、コップに水を汲んだ瞬間に、塩素の臭いが強く出たものとわかりました。意外なところに原因があったのです。
 ある施設の洗い場の水が水質不適合になったときは、長期間使用した泡沫キャップの汚れが原因と考えられました。お湯を流す蛇口では、温度が高くなると微生物の増殖につながる可能性もあります。使用頻度の高い場所では2~3か月に1回程度、取り外して洗浄するなどの定期的なメンテナンスを行うことが望ましいと思います。

一般財団法人 日本環境衛生センター 技術調査役(環境衛生分野担当)中臣昌広

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