Kanbunken 環境文化創造研究所

DAILY COLUMN

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Thu

12/30

2021

子どもはすごい

 市民団体や教員の研修会などで玉川上水やその周辺を案内していると、そのご縁で、小学校にゲストティーチャーとして呼ばれることがあります。小学校4年生の社会科には「水について」調べる単元があり、東京都では「玉川上水」を取り上げて勉強することになっています。玉川上水が、江戸時代から飲み水として江戸・東京の人々を支えてきたからでしょう。
 先日、ある小学校の生徒たちと、玉川上水と小川分水を歩きました。この小学校がある地域では、玉川上水は台地の尾根筋にあたる一番高い所を深く掘って流れています。あまりに深く掘るので、胎内掘り(シールド工法)で掘った部分もあるくらいです。そこから分かれた小川分水は、しばらくして青梅街道にぶつかると、その街道に沿って流れ、そこに小川村という新田村が作られました。小川村では、「多摩川の水が流れているから触ってみてもいいよ」と言えるくらい、水はすぐそこを流れています。
 さて、小学校に戻ると、ある男の子から「玉川上水は、なぜあんなに深いのに、小川分水は触れるくらい浅いんですか?」と質問されました。それこそが、まさに分水の本質です。一番高い所を流れる玉川上水よりちょっと低い所に水を引いて村を作る、地形を上手に活用した新田開発の本質をズバリと突く質問でした。時に、子どもはすごいのです。

元中学校教員福田恵一

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