Kanbunken 環境文化創造研究所

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2022

ネズミ返し

 ネズミと人類との闘いの歴史は、日本の古代遺跡から出土された「ネズミ返し」から始まります。
 人に寄生して生活するネズミとしては、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミが知られていますが、ネズミ返しが弥生時代の集落とされる登呂遺跡の高倉式穀物倉庫の柱に取りつけられていたことを知ると、人類が農耕を始めた大昔から現代に至るまで、いかにネズミが私たちに依存してきたかがよくわかります。
 出土したネズミ返しの大きさを計測すると、意外にも大きいことに驚かされます。そこで効果を確かめるために、同じ大きさでネズミ返しを作り、登攀(とうはん)※ できるかどうかを実験的に再現したところ、高所に登ることが得意なクマネズミでも登れませんでした。
 これは、この時代にすでにクマネズミに悩まされていたというなによりの証拠です。もし、ドブネズミやハツカネズミ、もしくは野ネズミ類に悩まされていたならば、このような大きさのネズミ返しは必要なかったはずです。
 さらに、クマネズミの原産地は東南アジアであるといわれています。クマネズミの分散は、船の発達とともに広がりました。クマネズミは、英語で「船ネズミ(ship rat)」とも呼ばれます。

※ 高所によじ登ること

イカリ消毒株式会社 取締役・一般財団法人 環境文化創造研究所 理事谷川力

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