イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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2022

三浦半島の自然と歴史(4)カワヅザクラとソメイヨシノ

 カワヅザクラは静岡県の伊豆河津町で発見された早咲きの桜で、沖縄のカンヒザクラと早咲きのオオシマザクラの自然交配種だと考えられています。1月下旬から3月上旬までと花期が長く、河津桜まつりの開催※ もあり、河津町には毎年約90万人の観光客が訪れます。
 京急久里浜線の三浦海岸駅から三崎口駅間の線路沿いにもカワヅザクラ約1000本が植栽され、毎年2月から3月にかけては菜の花の黄色と桜のピンクのコンビネーションを楽しむ約30万人の観光客で賑わい、夜にはライトアップで演出されます。三崎口駅の周りにも植栽されていて、河津町よりも都心から簡単にアクセスできるため、人気のスポットです。沖縄のカンヒザクラと同じようにメジロが蜜を吸いに来て、イソヒヨドリも訪れます。スズメも来るのですが、くちばしが短いので直接蜜が吸えず、花を食べます。
 三崎口駅から少し北にある衣笠山も、桜の名所です。3000本ともいわれるそのほとんどが、ソメイヨシノです。山の中腹に分散して桜の木があるので、一見そんなにも本数があるようには思えませんが、頂上にはある程度まとまって植えられているので、満開の頃には桜吹雪を満喫できます。頂上までの途中には小川が流れていてホタルが生息しています。しかし、マムシが出るそうなので注意してください。

※ 昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止。2022年は、2月1日から2月28日まで開催予定(2021年11月末現在)

認定NPO法人 バイオメディカルサイエンス研究会 常任理事前川秀彰

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