Kanbunken 環境文化創造研究所

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2022

誌上でめぐる世界の恐竜化石(4)イギリス

 「恐竜(Dinosaur)」は、イギリス・大英自然史博物館のリチャード・オーウェン博士が1842年に提唱した名称です。1820年代から、全長十数メートル以上と推定される大型爬虫類の化石が発見されるようになりました。オーウェン博士は、「メガロサウルス」、「イグアノドン」、「ヒラエオサウルス」という、イギリスの1億数千万年前のジュラ紀や白亜紀の地層から発見されていた大型爬虫類を恐竜と名付けました。
 恐竜の存在に最初に気づいたのは、イギリスの医師ギデオン・マンテル氏だといわれています。1822年頃、往診に同行した婦人が、道路舗装のために積み上げられた白っぽい岩石の中に黒い歯の化石を見つけました。彼は、その歯の形はイグアナに似ているが、その大きさから巨大な爬虫類がかつて存在したことに気づきました。
 チャールズ・ダーウィンの進化論『種の起源』(1859年)が発表される前のことでした。学界からは、「爬虫類に、大きくなる能力はないだろう。大きいのであれば、それは哺乳類だ」と反対されてしまいます。しかし、マンテル氏はイグアナの歯という意味の「イグアノドン」を1825年に発表します。その後、恐竜は世界中の地層から発見されるようになりました。イグアノドンの化石を見たら、「マンテルさん、がんばってくれてありがとう」と、声をかけてあげてください。

独立行政法人 国立科学博物館 副館長・研究調整役真鍋真

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