Kanbunken 環境文化創造研究所

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2022

カビ毒DONの規格基準よもやま話(4)さまざまなリスク評価

 食の安全を脅かす危害物質(ハザード)の基準値策定には、リスク評価が必須となります。リスク評価の1項目に毒性試験があり、無毒性量(NOAEL)や最低毒性量(LOAEL)を決定するためのさまざまな試験が行われています。そのひとつに、毎日、危害物質を餌や水に混ぜてマウスやラットに強制的に摂取させ、その影響をみる反復投与という試験があります。比較的短期間(通常1か月〜3か月程度)のものを亜慢性毒性試験、長期間(通常6か月以上)のものを慢性毒性試験と呼んでいます。
 この反復投与の危害物質がDONの場合、量を多くすると餌を食べずにお腹を空かせて仲間を食べる(『鬼滅の刃』に出てくる鬼のようです)事態が起こってしまうのです。そんなにまずいものなのかと試しに私もちょっと食べてみました(発がん性のあるものは試食しません)が、漢方薬のように苦く、これでは胃の奥が痙攣して嘔吐をもよおすのも無理はないと納得した思い出があります。
 食品にDONが混入しているかどうかを調べる検査のひとつに”ネズミに食べさせて食べなかったら汚染していると判定する“という方法が報告されていましたが、ヒトはネズミやブタに比べるとこの味に対しては鈍感なほうだと、個人的には感じています。

元国立医薬品食品衛生研究所 衛生微生物部 部長・一般財団法人 環境文化創造研究所 顧問小西良子

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