Kanbunken 環境文化創造研究所

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2022

ネズミの利用

 ネズミは人間に害を与えるだけの生きものというイメージが強く、その被害には感染症の媒介、食害、異物混入、ケーブルの咬害などが挙げられますが、人間の役に立つこともあります。特に医学分野では、実験用のラットやマウスが人の代わりとなり、薬の効用などの基礎データが構築されています。このような実験動物としてのネズミの貢献なくして、現代の医学や生理学などの研究成果はないと思います。
 自然界でも、ネズミは捕食者であるタカやフクロウなどの鳥類、キツネ・タヌキ・イタチなどの哺乳類、ヘビなどの爬虫類の餌となり、食物連鎖の上位の動物たちを支えています。フクロウが消化できずに口から吐き出すペリットの内容物は、ネズミ類とモグラ類が多いことが知られています。また、ネズミは種子を地中に埋めて貯蔵しますが、それらは忘れられて芽を出し、森の再生に役立っています。
 一方、変わったネズミの利用法として、輪島塗りの筆があります。その最上級の蒔絵筆には、「琵琶湖のアシ原に住む毛の長いクマネズミのもの」が良いとされてきました。ところが、近年そのことに疑問を抱いた人の指摘によりその毛を調べたところ、クマネズミではなくドブネズミの毛であることがわかりました。そうすると、実験用のラットの毛でも十分に対応できるかもしれません。

イカリ消毒株式会社 取締役・一般財団法人 環境文化創造研究所 理事谷川力

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