イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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3/7

2022

障がい者が働きやすい職場を目指して(2)上司や同僚に望むこと

 福祉作業所を立ち上げて間もない頃、強迫性障がいを抱えているAさんが入所しました。Aさんは、何かに触れることへの恐怖と闘っていました。たとえば、見た目がきれいな机や蛇口でも「汚い」という強迫観念に苛(さいな)まれてしまい、触ることができません。私は「なぜ汚いと思うのだろう」と深い疑問を抱きながらもAさんの現状を受け止め、職員たちはAさんに代わって机を拭いたり蛇口を開け閉めしていました。
 そんなAさんには、「字を書く」という得意なことがありました。ペンを汚いと感じながらも、「字を書くことが好き」という気持ちが恐怖を上回っていました。このことを活かし、お客様への感謝の手紙を担当してもらったところ、励ましの言葉やお褒めのお返事が殺到しました。
 周囲が特性を受け入れ、お客様からも存在を認めていただいたことでAさんは自信がつき、5年経った今では自ら机を拭き、蛇口も閉められるようになりました。Aさんだけではなく、入所者の皆さんは自分のできることを率先して引き受けてくれています。お昼休憩の時間には、ポットにお湯を準備してくれたり飲み終わったカップを片づけてくれたりします。皆さん、根底には「自分の存在を認めてほしい」という思いがあるのではないでしょうか。お互いの存在を認め合う職場こそが、障がいを持つ人にも持たない人にも働きやすいのだと思います。

就労継続支援B型事業所 ココロスキップ 施設長大政マミ

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