Kanbunken 環境文化創造研究所

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2022

ストレス社会を心穏やかに生きる(89)お線香のはなし

 昨年は、春から秋にかけまして、お彼岸についての「六波羅蜜(ろっぱらみつ)」という6種の菩薩行や供養の意味合いをお伝えして参りましたが、早いもので、今年も風薫る春のお彼岸を迎える季節となりました。
 日々の供養や、お墓参りに欠かせないお供物はいくつかありますが、仏教には「香食(こうじき)」という言葉があり、香りが仏さまにとって最上の供物と言われます。中でもお線香は、香煙に心をこめ想いを届ける意味でも重要な役割を果たし、火がゆっくりと静かに燃える姿から、弛まず励む心を表す「精進(しょうじん)」を意味いたします。
 お仏壇にお線香をあげます時、宗派によっては、立てたり寝かせたり本数もそれぞれに、作法や意味合いが異なる場合もありますが、1本は「一念」、2本は「禅定(ぜんじょう)・智慧(ちえ)」を表し、3本は『「仏法僧(ぶっぽうそう)【三宝(さんぼう)】」を敬い、自らの「身語意(しんごい)【三業(さんごう)】」を清め、仏の「身語意【三密(さんみつ)】」に転ずる』といった意味があり、お焼香の回数にも同様の心がこめられます。
 お墓の場合、ほとんどはお線香用のお皿がありますので、よろしければ、火がついている方を左に向け、右に燃えていくように手向けていただければと思います。左側の此岸(しがん)の世界から右側の彼岸の世界に到るという意味があるからです。それは、私たちが仏さまと共に、自身も仏として幸せに生きるという願いと祈りがこめられているのです。

合掌

下野薬師寺別院 舎那殿壇 龍興寺 副住職阿波建多

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