イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Tue

5/3

2022

家庭菜園や野草摘みで注意すること

 新型コロナウイルスの感染拡大で旅行や外出の自粛が求められるなか、ハーブや野菜を育てる家庭菜園が若者や子育て世代に人気です。
 家庭菜園を安全に楽しむためには、園芸店などの専門店から入手した信頼できる種子や苗を植え、観賞用の花などの園芸植物とはしっかり区画を分け、植えた植物がわかるように表示して育てましょう。なぜなら、身近な植物などにも、有毒成分が含まれることがあるからです。たとえば、ジャガイモの芽に有毒なソラニンが含まれていることはよく知られていますが、未熟で小さなジャガイモや緑色になった皮にもソラニンやチャコニンが含まれています。また、スイセンの球根をニンニクやタマネギと、スイセンの葉をニラやネギと間違えて食べてしまうことで起こる食中毒事故が多く発生しており、死者も出ています。
 高齢者には、野草摘みや山菜狩りも根強い人気があります。春先に、有毒成分を含む植物を野菜や山菜と勘違いして食べてしまう食中毒事故が数多く発生しています。有毒なイヌサフランをギョウジャニンニクと、有毒なトリカブトをニリンソウと間違える食中毒事故も毎年報告されています。山野草などを食べるときは、安全であることが確かな植物以外は、絶対に「採らない、食べない、売らない、人にあげない」ようにしましょう。

東京食品技術研究所 学術顧問鈴木達夫

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