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5/4

2022

展覧会に出かけると(23)子どものいる風景 その2

 展覧会場でベビーカーやおんぶ・抱っこの子連れ風景が増え、託児サービスの普及・利用など、乳幼児の子育て中にも臆せずにアート鑑賞ができる時代になったことを先月号でお伝えしました。今回は、小学生以上の子どもたちや親子でのミュージアムデビューを見てみましょう。
 東京・上野公園内の美術館や博物館を舞台として2013年に始まった『Museum Start あいうえの※ 』では、親子がともにミュージアム体験を楽しむことをサポートする「ファミリー&ティーンズ・プログラム」、先生と参加する「学校プログラム」、家庭状況や多様な文化背景を持つ子どもたちのための「ダイバーシティ・プログラム」が行われています。
 世界のミュージアムは、多様な人々をつなぎ、多様な価値を対等に分かち合う場所としての役割も担うといわれます。さまざまな形で子どもたちが活動する教育プログラムの風景も、そうしたテーマを象徴していると思います。生活環境の異なる子ども同士や、大人と子どもが同じ作品や資料に同じ目線で一緒に対面し、感じたことや考えたことを伝え合うことでお互いへの理解の第一歩が始まるのではないでしょうか。
 昨今は、全国各地の美術館・博物館で、その土地ならではの子どもや親子向けの教育プログラムが続々と登場しています。お子さんと一緒にミュージアムデビューしてみませんか。

※ 参考サイト https://museum-start.jp/

放送大学 客員教授・九州国立博物館 名誉館員・一般財団法人 環境文化創造研究所 顧問本田光子

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