Kanbunken 環境文化創造研究所

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Thu

6/2

2022

誌上でめぐる世界の恐竜化石(6)アメリカ その2

 前回ご紹介したように、トリケラトプスの天敵はティラノサウルスでした。ティラノサウルスは白亜紀最末期に北アメリカに生息した、最後の大型肉食恐竜として有名です。あるティラノサウルスの状態の良い化石には、「スー」という愛称がつけられています。「スー」は約10億円で落札されて、一躍有名になりました。しかし2020年、「スタン」という別のティラノサウルスの化石が約33億円で落札され、記録が大きく更新されました。「スー」のレプリカには北九州市立自然史・歴史博物館で、「スタン」と「バッキー」というティラノサウルスのレプリカには国立科学博物館で会うことができます。
 今年の3月、ティラノサウルスを3つの種に分けるべきだという研究が発表されました。「スー」たちはティラノサウルス・レックスのままなのですが、「バッキー」たちはティラノサウルス・インペラトール、「スタン」たちはティラノサウルス・レジナという新種に、という提案です。
 がっしりとした「スー」はメスで、ほっそりとした「スタン」がオスではないかという研究はありましたが、別種だというのは初めてです。現時点では、この新種を使う恐竜学者はごく少数だろうと考えられています。新型コロナウイルス感染症が収束したら、世界各地の博物館のいろいろなティラノサウルスに会いに行ってくださいね。

独立行政法人 国立科学博物館 副館長・研究調整役真鍋真

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