Kanbunken 環境文化創造研究所

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Thu

6/30

2022

ペットローチ

 5月号で「日本のゴキブリの種類」について書きましたが、その続編として、今回は「ペットローチ」について紹介します。
 江戸から大正時代にかけて、スズムシやマツムシのように鳴く虫をペットとして飼うことが流行しました。近年でも、カブトムシやクワガタムシなどがペットとして人気があります。ペット類は多様化され、「キモコワイ」と言われるような爬虫類、クモ、ムカデやヤスデまでもが販売されており、この中にペットローチが含まれます。
 ペットローチとはペット化されたゴキブリのことで、私たちがよく見るクロゴキブリやチャバネゴキブリとは異なります。ゴキブリの仲間のうち衛生害虫※ と呼ばれるものは数%で、そのほかのゴキブリは森林の落ち葉の下や朽ち木の中に住んでいます。とても大きなゴキブリをペットとして飼育する愛好家も増え、110mmの大きさとなるナンベイオオチャバネゴキブリ、35gの体重となるヨロイモグラゴキブリが有名です。ほかにも、体色のきれいなニジイロゴキブリ、テンダマゴキブリ、ヒメグリーンバナナゴキブリ、胸部にドクロの模様があるドクロゴキブリなど、さまざまな色や形のゴキブリがいますが、マダガスカル産のゴキブリが多く知られています。なお、ペットローチには、ペットフードや水を与え、温度管理さえできれば比較的簡単に増える種類もいます。

※ 人間の健康や生活環境を害する昆虫やダニ類

イカリ消毒株式会社 取締役・一般財団法人 環境文化創造研究所 理事谷川力

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