Kanbunken 環境文化創造研究所

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Wed

8/10

2022

氷山

 夏は、氷が恋しくなります。近年は地球温暖化で少なくなってきていますが、陸上に降った雪が固まってできた氷が内陸部から外側に向けて徐々に移動し、ゆっくりと海に滑り落ちて砕け、氷山として流れていきます。氷山は「氷山の一角」の言葉のように、海面に出ているのは全体の1割ほどで、残りは海中に隠れていますので、船で不用意に近づくとぶつかってしまいます。
 氷山は海流に乗って南下し、暖かい海流にぶつかると海水を冷やし、海水は比重が増えて深海に向かって沈み込んでいきます。そして、1000年、2000年という長い時間をかけて海底を流れ、大陸にぶつかって海面に湧き上がります。
 暖かい海水に接するまでは、氷の周囲がゆっくり溶けながら移動します。溶けた水は真水ですので周囲の海水より軽く、氷山の周囲にゆっくりとした上昇水流ができます。この水流に引かれて海底の栄養塩が舞い上がり、植物プランクトンや動物プランクトンが発生します。
 この小さな漁場は、北極鯨の食卓にもなるようです。北極鯨は海面のプランクトンを漉(こ)しとって食べる、生涯北極だけで暮らす髭鯨(ひげくじら)で、大きな口が笑っているように曲がっていて、危険を感じると氷山の下に隠れる習性があります。食料が豊かなためか、ほかの鯨より長生きします。

古田優

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