Kanbunken 環境文化創造研究所

DAILY COLUMN

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2022

盆地の歴史と生産力

 先日、中央自動車道を走る高速バスに乗って、伊那(いな)・飯島に行く機会がありました。
 伊那谷の山際にあるバス停を降りると、山際から段々畑のように田んぼが連なり広がっていて、一番低いところを天竜川が流れています。では、ここに広がる田んぼの水はどこから来ているのでしょうか。低いところを流れる天竜川の水は、もちろん使えません。
 眺めてみると、高速道路の上の段の山際に道があるようで、そこから上は森になっています。おそらく、その山際の道に沿って水路があるに違いないと歩いて行ってみると、予想通り。そしてその水路は、山際を回りながら、山から流れてくる天竜川の支流の上流部につながっていました。
 盆地にはこのような支流が無数にあり、それが大きな川に注がれます。そうした支流は高いところから流れて来ますから、その比高(ひこう)※ を利用して水路を引くという水田開発が中世の頃から行われてきました。それは下流の大きな平野より、早い時期の開発なのです(下流の大平野では、かなり上流から足の長い水路を引かなければ開発ができませんでした)。
 「盆地の生産力は高い。そして歴史も古い」と、改めて実感させられました。

※ 地表の最高点と最低点との高さの差

元中学校教員福田恵一

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