Kanbunken 環境文化創造研究所

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9/7

2022

ストレス社会を心穏やかに生きる(95)無明(むみょう)から放たれる光明(こうみょう)

 日本人で初めてノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士は、「1日生きることは、1歩進むことでありたい」とか、「取り返しのつかない大きな失敗をしたくないなら、早い段階での失敗を恐れてはならない」など、物理学における研究成果ばかりでなく、数多くの名言を残され、今もなお、現代に生きる私たちに生きる力を与えてくださっています。
 中でも、子どもの頃耳にした「一人ひとりが命を大切にし、賢くあり、希望を失わず、それぞれの立場で努力をしましょう」という博士の言葉は、私の心に深く刻まれ、今でも生きる一つの指針になっております。
 古来、「西洋は科学をもって真理を探究し、東洋は瞑想をもって真理を探究する」と言われますが、「科学者と宗教者は、まったく違う生き方のように見えても、真理という道の上で、行き着くところは同じだ」と聞きます。この話を思い出すたび、実際にお会いしたことはなくても、湯川博士の姿が、私の心中には思い起こされるのです。
 人は、希望を見出せなくなった時、苦しみに苛まれるものです。仏教では「無明」と申しますが、決して、希望そのものが失われているわけではありません。希望はあるのに、見えなくなっているだけなのです。人生には、苦しみや悲しみによって開かれる道がたくさんあります。無明から放たれる光明を「希望」と呼ぶのだと、私は思います。

合掌

下野薬師寺別院 舎那殿壇 龍興寺 副住職阿波建多

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