- 日替わりコラム
Wed
9/21
2022
私たちの施設(ココロスキップ)では、さまざまな障がいをお持ちの方が仕事に取り組んでいます。利用者さんの中には個性の強い方も、考えや言動などが特異な方もいます。そのため、周りの皆さんが違和感を覚えて、トラブルになることもありました。
そこで私は、「施設運営にとって大切なのは、皆さんの個性を受け入れることだ」と考えるようにしました。どんなに強い障がい特性や個性があったとしても、施設長である私がそれを受け入れたいという姿勢を利用者の皆さんに見ていただくことで、施設全体に排除ではなく許容する気持ちが広がります。そして、私が障がい特性や個性を受け入れたいと思っているとわかってもらうことで安心感が生まれ、自然とトラブルが少なくなりました。
ココロスキップの利用者さんの中には、社会にうまく適応できない方もいます。就労継続支援B型事業所は、そういった方の居場所としての役割も担っています。
しかし、もしこの施設で「排除の論理」が成り立ってしまったら、その方は行く場所がなくなってしまいます。個性の強い方を受け入れることこそが、利用者の皆さんが心地よく働ける環境を作ることになるのではないかと考えています。
就労継続支援B型事業所 ココロスキップ 施設長大政マミ
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