イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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11/8

2022

SDGsビジネス最前線(20)環境・人権問題は数十年から数百年続く

 2015年に国連サミットで採択されたSDGs※ も、2030年の目標年まであと8年余りです。私たちは、何をすればよいのでしょうか。
 企業・組織としての行動と、個人の行動では若干異なります。企業・組織としては、社会課題の解決を起点にした新規ビジネスの創出(SDGsアウトサイド・イン)が求められます。マーケット・イン(市場ニーズへの対応)から、アウトサイド・イン(社会ニーズへの対応)に深化させることで、市場の中にいる「現在の顧客」だけではなく、市場の外側(つまり社会)にいる「未来顧客」の創造ができます。これにより、「本業を通じた社会課題の解決」が具体化するはずです。それに加え、気候変動リスクや人権リスクなど、企業と社会の関係におけるさまざまなリスクの再点検が必要です。個人の行動としては、「消費者」、「生活者」としての意識が必要です。今買おうとしている製品・サービスには環境や人権上のリスクがないか、情報武装が大事です。
 2030年に、すべての社会課題が解決していることは予想しにくい状況です。今年の夏に顕在化した豪雨災害は、来年以降さらに激甚化することが予想されます。結局、気候変動や人権リスクは、これから数十年、数百年単位で人間社会に重くのしかかってくるのです。それとどう向き合うか、組織や個人の知恵が問われています。

※ 持続可能な開発目標

『オルタナ』編集長森 摂

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